ビザ・IEC制度

カナダ ワーホリ RO(認定団体)経由でセカンドワーホリ【2026年】仕組み・費用・注意点

カナダの街並みと山を背景に立つ日本人の若い旅行者
国の枠を使い切っても、RO(認定団体)経由なら追加でカナダに戻れる場合があります。

「カナダのワーホリ枠をすでに使い切ったけれど、もう一度カナダで働きたい」——そんな方が知っておきたいのがRO(Recognized Organization:認定団体)を経由するルートです。結論から言うと、通常のIEC(International Experience Canada)は国ごとの参加回数に上限がありますが、その上限に達した後でも、IRCC(カナダ移民・難民・市民権省)が認定したRO経由であれば追加で参加できる場合があります。この記事では、制度の枠組み・仕組み・注意点を整理します。制度は変わりやすい領域のため、最新の条件・費用・受付状況は必ずIRCC公式(canada.ca)と各RO公式サイトでご確認ください。

そもそもIECの参加回数はどうなっている?

IECには「ワーキングホリデー」「ヤング・プロフェッショナルズ(Young Professionals)」「インターナショナル・コープ(International Co-op:インターン)」の3つのカテゴリーがあり、参加できる回数は国(二国間の青年交流取り決め=Youth Mobility Agreement)ごとに定められています。日本国籍の方は、2025年4月の改定によりワーキングホリデーに生涯2回参加できるようになりました(各回最長12か月)。この「生涯2回」の枠組みについては、カナダワーホリは2回行ける【2025年改定】で詳しく解説しています。

問題は、この国ごとの枠を使い切った後です。多くの国では「同じカテゴリーに何度も参加することはできない」とされており、たとえプールに登録して招待状(ITA)を受け取っても、通常ルートでは再参加できません。ここで選択肢になるのがRO経由のルートです。

RO(Recognized Organization・認定団体)とは?

ROとは、IRCCが認定した青年向けのサービス提供団体のことです。非営利・営利・教育機関などさまざまな形態があり、カナダでのワーク&トラベルを、渡航前から滞在中まで専門スタッフがサポートするプログラムを運営しています。IECを自力で申請する代わりに、こうした団体を通じて参加する形になります。

ROを使う最大のメリットは、国ごとの通常枠とは別に、追加の参加機会が得られる可能性がある点です。公的な情報および複数の情報源によれば、国の青年交流取り決め(YMA)で認められた回数を使い切った後でも、RO経由で最大2回まで追加参加できるとされています(つまり通常枠+RO枠で合計の生涯参加回数が増える可能性があります)。ただし具体的な回数・条件は変動しうるため、必ずIRCC公式で確認してください。

カナダのオフィスで打ち合わせをする若い社会人たち
RO経由は国の枠とは別の追加ルート。サポートが手厚い一方でサービス料が発生します。

どんな人がRO経由を検討すべき?

  • 国ごとのIEC参加枠をすでに使い切った人(例:ワーホリの生涯回数を消化済み)
  • 通常プールで招待状(ITA)が来にくい・枠が埋まっている状況で、確実性を高めたい人
  • 渡航前後のサポート(仕事探し・住居・現地オリエンテーション等)を受けたい人

逆に、まだ国ごとの通常枠が残っている場合は、まずは無料の通常プール登録を検討するのが基本です。RO経由はサービス料がかかるため、目的に応じて使い分けましょう。

RO経由の費用はどのくらい?

RO経由の場合、政府へ支払うIEC関連の実費(参加費・就労許可・バイオメトリクス等)に加えて、RO独自のサービス料が上乗せされます。政府実費の目安は以下のとおりですが、これはあくまでビザ関連の実費部分で、RO料金は各団体・プランによって大きく異なります。

項目 金額の目安 備考
IEC参加費(政府) CAD 184.75(参考 約21,400円) 2025年12月改定時点・変動あり
オープン就労許可証(政府) CAD 100.00(参考 約11,600円) 許可の種類により異なる場合あり
バイオメトリクス(政府) CAD 85.00(参考 約9,900円) 10年有効・提出済みなら再提出不要の場合が多い
ROサービス料 要確認 団体・プランごとに大きく異なる。各RO公式で確認
海外旅行保険・渡航費・生活費 要確認 滞在期間中の保険加入は必須

※政府実費・為替・ROサービス料はいずれも改定・変動します。上記は2026年7月時点の目安であり、確定額は申請前に必ずIRCC公式および各RO公式でご確認ください。ビザ実費の内訳はカナダワーホリのビザ申請方法【2026年】もあわせてご覧ください。

ノートパソコンでカナダの就労情報を調べる若い日本人女性
ROの一覧・費用・受付状況は毎年変わります。必ず公式で最新を確認しましょう。

認定団体(RO)はどこで探せばいい?

ROの正式な一覧は、IRCC公式(canada.ca)の「Recognized organizations」ページに掲載されています。GO International、SWAP Working Holidays、Stepwest、Languages Canada、IAESTE Canada などの団体名が知られていますが、認定団体の顔ぶれ・対象カテゴリー・対象国は年度によって変わる可能性があります。ここに挙げた団体名はあくまで例であり、現在有効な公式一覧・各団体が扱うカテゴリーは必ずIRCC公式ページと各団体の公式サイトで確認してください。

また、各ROが提供する就労許可の種類(オープン就労許可か、雇用主指定かなど)や、サポート内容・料金は団体ごとに異なります。申し込み前に、料金の内訳・キャンセル規定・サポート範囲を必ず書面で確認しましょう。就労のために不当に高額な費用を要求する業者には注意してください。

RO経由の大まかな流れ

  1. 自分の状況を確認: 国ごとの通常枠が残っているか、使い切っているかをIRCCの案内で確認します。
  2. ROを選ぶ: IRCC公式の認定団体一覧から、自分の対象カテゴリー・希望に合う団体を選び、各団体の公式サイトで受付状況・料金を確認します。
  3. RO経由でプロファイル作成・招待を受ける: ROのサポートのもとIECプロファイルを作成し、条件を満たせば招待(ITA)を受けます。
  4. 就労許可を申請: 招待後、期限内に就労許可を申請し、政府手数料を支払います。バイオメトリクスや保険などの要件も満たします。

申請プロセスの基本(プール制・ITA・期限など)はカナダワーホリは抽選?仕組み・当選率・落選時の対策【2026年】で解説しています。RO経由でも、IRCCの審査・手続きの基本的な流れは共通する部分が多くあります。

2027年度の受付や最新条件について

各ROの募集時期・定員・料金、そして参加できる追加回数などの条件は、年度ごとに変わる可能性があり、本記事の執筆時点(2026年7月)では2027年度の詳細を確定的にお伝えすることはできません。RO経由の参加を検討する場合は、思い立った時点でIRCC公式ページと各RO公式サイトの最新情報を必ず確認してください。制度が新しく変わりやすい領域のため、断定的な情報や古い情報をうのみにせず、一次情報での裏取りを徹底することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q. カナダの通常のワーホリ枠を使い切っても、また参加できますか? A. 通常ルートでは同じカテゴリーへの再参加は原則できませんが、IRCC認定のRO(Recognized Organization)を経由すれば、国ごとの枠とは別に追加で参加できる場合があります(2026年7月時点。最新はIRCC公式で要確認)。

Q. RO経由だと何回まで追加で行けますか? A. 公的情報および複数の情報源では、国の青年交流取り決めの枠を使い切った後、RO経由で最大2回まで追加参加できるとされています。ただし回数・条件は変動しうるため、必ずIRCC公式で確認してください(2026年7月時点)。

Q. RO経由は費用が高いですか? A. 政府へ支払うIEC関連の実費に加えて、RO独自のサービス料が上乗せされます。金額は団体・プランにより大きく異なるため、各RO公式で見積もりと内訳を確認してください(2026年7月時点)。

Q. 認定団体の一覧はどこで見られますか? A. IRCC公式(canada.ca)の「Recognized organizations」ページに正式な一覧が掲載されています。団体名や対象カテゴリーは年度で変わることがあるため、必ず公式ページと各団体の公式サイトで最新情報を確認してください(2026年7月時点)。

Q. 2027年度の受付はもう始まっていますか? A. 各ROの募集時期・定員・料金は年度ごとに異なり、本記事執筆時点では2027年度の詳細を確定的にお伝えできません。IRCC公式および各RO公式で最新の受付状況をご確認ください(2026年7月時点)。

制度・費用・受付状況は改定されるため、申請前に必ず公式(IRCC/canada.ca および各RO公式)で最新情報を確認してください。

※本文の参考円は 2026年7月時点の目安レート(A$1≒114円 / C$1≒116円 / NZ$1≒95円 / €1≒186円)で換算した概算です。為替は変動するため、最新は公式・両替所でご確認ください。

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